目次
openEulerの最新版が出ていたのでインストールしてみました。openEulerは、EulerOS(HUAWEIが開発しているRHELベースのディストリビューション)のコミュニティ版です。
ダウンロード
公式サイトからダウンロードします。
GUIありの openEuler-25.09-DevStation-x86_64-dvd.iso を選択。

Rufusなどで適当にUSBメモリに書き込んでおきます。

インストール
Startを選んでしばらく待っていれば起動します。


デフォルトでは中国語です。日本語にしたいところですが、この時点では英語か中国語しか選べません。

英語にして次へ。

タイムゾーンを選びます。デフォルトの北京と東京の時差は1時間しかないので、変え忘れても致命傷ではない、かも。

お名前とパスワードを設定。

ここで、CUIのMinimal Installか、デスクトップ環境ありのDevStationか聞かれるので、忘れずにDevStationを選びます。

デフォルトではMinimalになっているので、適当に進めるとやり直しになります。しっかり確認。

インストール先を選んで次へ。


あとは待つだけ。


セットアップ
完了後、再起動してログインしたら普通に使えます。

今回試した環境では、最初の起動時にGPUのドライバがちゃんと当たらないのか、表示がおかしくなっていましたが、もう一度再起動して以降は安定しています。複数回インストールを試して毎回発生しているので、何かおかしいのかもしれません。

日本語化します。
sudo dnf update
sudo dnf install -y glibc-langpack-ja
sudo localectl set-locale LANG=ja_JP.UTF-8
ログアウトして再度ログイン。

無事に日本語になりました。

内容
プリインストールのソフトウェアは少なめで、一応VSCodiumや謎のopenEuler付属機能が入ってます。

oeDeployは主にKubernetes用っぽい感じ、openEuler IntelligenceはLLMとかの開発用みたいです。
WikipediaにはOpenHarmonyのHAPが動くみたいなことが書いてありますが、それっぽいものは見つかりませんでした。

デスクトップ環境は普通にGNOMEです。

まとめ
- デスクトップはChromeOS風のレイアウトになっていて良い感じ
- RHELベースなのでパッケージが全体的に古い。安定しているが遊ぶのには向かない
- よくわからん機能はこれから試したい
他
2021年にも試してみていたときの記録を発見。初代のGPD Pocketにインストールしているところです。GPD Pocketはポートレート液晶なのでインストーラが横になっちゃってます。

このバージョンではGnomeではなくUKUIだったみたいですね。

この頃のEulerOSはUNIX認証を取ってたはずですが、最新版はもうやめてるらしいです。