discoverableは、ActivityPubのActorに追加されたフラグ。もとはマストドンによる独自拡張で、マストドンのProfile directoryに掲載されることをユーザーが許可しているかどうかを他のインスタンスに伝える[1]ために導入された。デフォルトでは無効であり、設定画面のList this account on the directory (日本語ではディレクトリに掲載する) で有効にすることができる。

その他の応用[編集 | ソースを編集]

マストドンユーザーマッチング (廃止。当該項目参照。) とFediverse Observer (廃止。当該項目参照。) とWho To Follow For Mastodon & Pleromaは、ActivityPubのdiscoverableフラグがfalseであるユーザーを推挙の対象外としている[2]

なお、検索エンジン拒否の意思表示としてdiscoverableフラグを使用することの是非について、Eugen Rochkoは、使えなくもないが微妙に意味が異なる[3]という見解である。

他の分散SNSとの関係[編集 | ソースを編集]

PleromaはdiscoverableフラグをActivityPubを通じて送出することができる[4]。これは、デフォルトでは無効であり、設定画面のAllow discovery of this account in search results and other services (やさしいにほんごでは、けんさくなどのサービスで、このアカウントをみつけてもよい) で有効にすることができる。これにより、PleromaのユーザーをマストドンのProfile directoryに出現させることが可能になる。

Pleroma user in mastodons prodile directory.png

マストドンインスタンス (mastodon.social) のProfile directoryにPleromaのユーザー (グリッドの右上、頭にひまわりを乗せた黒人の女の子のアイコンとヘッダー画像) を表示させた例。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. Add profile directory to web UI #11688
  2. https://whotofollow.tk/
  3. https://github.com/tootsuite/mastodon/pull/7822#issuecomment-535689472
  4. Activitypub/Add `discoverable` parameter in ActivityPub actor !1641