Hiveway | |
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ドメイン | https://hiveway.net https://etherhive.net |
管理者 | Hiveway |
国 | ルーマニア |
開始日 | 2018年2月24日[1] |
ソースコード | GitHub |
愛称 | Hiveway, ETHERHIVE |
関連リンク | 公式サイト |
Hivewayは、オープンソースの分散SNS、マストドンのフォーク。および、それを利用したインスタンス。
2018年2月頃に公開された。セキュリティ・ソフトウェアの開発者で著名なジョン・マカフィー氏が関わっている[2]ことで知られる。当初はEtherHiveという名称だったが、2018年2月27日に現名称へと改称されている[3]。
インスタンスで利用できるのは、外見の変更などが独自実装されたマストドンである。最大の特徴はICOによる資金調達、そしてEthereumブロックチェーンの統合化であり、ユーザーはインスタンスのアカウントで仮想通貨のウォレットを利用することができるようになる予定である。将来的には、仮想通貨による広告、続いて投票による自治、Androidアプリのリリースなどが予定されている。
2018年3月5日にマストドンつまみ食い日記で取り上げられた[4]ことにより多くの日本人ユーザーがインスタンスに流入。しかし、書き込み頻度の高い数人のユーザーがアカウント停止・サイレンスを受けた。日本時間の2018年3月6日18時30分頃、その時点でユーザー数1400人を集めていた公式インスタンスhiveway.netのユーザー登録が停止された。同時期に、www.hiveway.ioではトークンの販売が停止された。
その後、hivewayの公式アカウントにより、民間投資機関により開発資金を調達すること、そして、その為にICOによる資金調達を中断し、それまでに得た寄付金は返金されるとの旨が発表された[5]。更に数時間後、hiveway.netの終了がアナウンスされた[6]。
その後もしばらくの間、同インスタンスは続いていたが、2018年3月10日0時頃、インスタンスへのアクセスが出来なくなったことが確認された。更にその後、プロジェクトページであるhiveway.io、また公式Twitterアカウント[7]の消滅(ただし改名前のTwitterアカウントは残存)も確認された。
Hivewayが公開された当初は、マストドンのフォークであることが明記されていなかった[9]ため、倫理的に問題があると批判された[10][4]。またAGPLに違反しているかどうかも議論された。現在は、GitHubレポジトリのCOPYRIGHT[11]とREADME[12]にマストドンとの関係が明記されている。また、Androidアプリについても、Tuskyのフォークであることを示す記述が追加された[13]。いずれにせよ、マストドンとの関係が記載されたのはGitHubのレポジトリのみであり、ウェブサイトおよびインスタンスには明記されていない。
Hivewayのホワイトペーパー はマストドンに言及している。ただし、マストドンについての記述は、49ページあるホワイトペーパーのうち20ページ目に登場するのみである。ホワイトペーパーの記述では、Hivewayの独自性と、マストドンに対する優位性が強調されている。具体的には、「Hivewayはマストドンのソーシャルネットワークの上に構築されている。」「マストドンのコアは、脱中央集権とブロックチェーン統合、その他のHivewayの機能のために置き換えられた。」(いずれもウィキ執筆者訳) と書かれている。後半部分については、Hivewayとホワイトペーパーが公開された時点では実現していないにもかかわらず、ホワイトペーパーでは過去形で書かれているという問題がある。
ブラウザで表示されている文字列を置換し、HivewayをMastodonに置き換えるChrome拡張[14]が非公式に公開された。Chromeウェブストアでは「Hivewayのライセンス問題を解決する[15]」と説明されている。