OStatusは、分散SNSのインスタンス間のプロトコル。GNU socialMastodonPleromaなど[1]で利用できる。OStatusに対応した分散SNSのインスタンスは互いに連合を形成することができる。

マストドンではバージョン1.6.0からActivityPubに移行し、OStatusとActivityPubの併存が続いた。バージョン3.0.0でOStatusが削除された。

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歴史[編集 | ソースを編集]

OStatusの前身は、2007年にエヴァン・プロドロモウがidenti.caを開設したことにさかのぼる。identi.caのプロトコルはOpenMicroBlogging、実装はLaconicaと呼ばれていた。2009年にLaconicaがStatusNetに改称される。2010年にはStatusNetがOStatusプロトコルのサポートを開始した。2012年、W3CがOStatus Community Groupを設置した。座長はエヴァン・プロドロモウである。2013年にはStatusNetとFree socialが統合され、GNU socialとなった。

退潮[編集 | ソースを編集]

マストドンはバージョン3.0.0でOStatusを削除した[2]Pleromaはリリース1.1でOStatusをデフォルトで無効にしたうえで、リリース2.0でOStatusを削除することを計画している[3]

関連項目[編集 | ソースを編集]

外部リンク[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 新しいバージョンのマストドンでは利用できない。後述。
  2. https://github.com/tootsuite/mastodon/releases/tag/v3.0.0
  3. OStatus deprecation tracking issue (#1145)