theboss.tech | |
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ドメイン | https://theboss.tech |
管理者 | THE BOSS |
国 | 日本 |
開始日 | 2017年9月2日 |
終了日 | 2019年1月6日 |
寄付 | なし |
ソースコード | https://github.com/theboss/mastodon |
愛称 | ざぼてく、ボステク、ボス鯖 |
theboss.techは、オープンソースのソーシャルネットワークMastodonで立てられた個人インスタンス。
もとmstdn.jpなどで活動していたTHE BOSS氏が一人で利用する、いわゆる“お一人様インスタンス”として立てられたインスタンス。
しかし、2017年10月25日に「試験的に」としつつも、新規アカウント登録が可能に変更された。
カスタム絵文字に関する独自機能が豊富である。
2019年1月6日に閉鎖された。
2時間おきに他のインスタンスのカスタム絵文字を収集・コピーする独自機能を実装しており、絵文字の数が非常に多いのが大きな特徴であった。
Mastodonにおいて、登録されているカスタム絵文字を利用しアスキーアートのようなものを作成するユーザーは少なくないが、このインスタンスでは特にカスタム絵文字が豊富なため非常に多くのユーザーがアスキーアートを作成しており、そういったアートを作成する専用のツールも公開されている[1]。
2017年10月29日には、匿名インスタンスに実装されていた「一般ユーザーでもカスタム絵文字を追加できる」という機能を追加し注目を集める。これによりユーザー数や登録されているカスタム絵文字が急増した。
2017年11月14日には全ての絵文字(Unicode収録絵文字含む)をTHE BOSS氏の絵文字に置き換えるという変更を行った。[2]
2017年12月2日には、THE BOSS氏の絵文字への置き換えを廃止し、絵文字の自動コピーを停止した。その際に、今までコピーしたカスタム絵文字を全て削除したため、初期から搭載されていた「:blank:」「:kazamin_beast:」「:kemono_friends:」の3つだけになった。[3]
また、一般ユーザーへのカスタム絵文字追加開放については、登録はできるものの管理者が有効にしなければ使えないようになった。
2017年11月5日に独自機能として、トゥートの文字を「メイドインアビス」の作中に登場する「奈落文字」のカスタム絵文字に変換するボタンが追加された。また、トゥートの詳細に「奈落文字を解読」というオプションが追加され、奈落文字の上に片仮名でふりがなを表示できるようになった。
なお、2017年12月2日の更新によって現在は使用できなくなった。
2017年11月18日にはトゥートの文字やユーザーの表示名などに対して読み仮名をつける機能が加えられた。[4]記法は青空文庫に準拠している。[5]
トゥート入力欄の下に「読み仮名を挿入」ボタンが追加され、押すと読み仮名をつける構文が入力される。また、テキストを選択した状態にするとそのテキストに対して読み仮名をふれるようになる。
トゥートの内容を指定された言語に機械翻訳する機能がある。翻訳された文章の先頭には「[Translated]」がつく。翻訳に使用しているのはMicrosoft Translator APIである。
正規表現のコードをトゥート入力欄に入力し、入力欄の下にあるRANDOMIZE WITH REGEXというボタンを押すとコードに従ってランダムな文字列が生成される。
2017年1月9日、メールアドレスの到達性を確認せずにユーザー登録できる機能が導入された。同様の機能はmastodon.onionや2.distsn.orgで実現されていた[6]が、実装の方法が異なり、Deviseの設定を書き換える方法を取っている[7]。2017年1月12日には、この方法でユーザー登録したユーザーがログインできなくなる不具合が発生した。翌13日には、この不具合の対処法が公表された[8]。
2017年1月11日[9]、奈落文字フォントテーマが導入された。これはAbyss.funの同等の機能を導入したものである。ただし、Abyss.funではサイトテーマを切り替えることでこのテーマが有効になるのに対し、theboss.techでは奈落文字フォントテーマがデフォルトとなっている。
2018年2月3日に実装された独自機能であり、ローカルタイムラインがtheboss_techというハッシュタグのタイムラインを表示するというもの[10]。ハッシュタグのタイムラインでは、連合として接続中の外部インスタンスユーザーのトゥートも拾われるため、これにより外部インスタンスユーザーのローカルタイムラインへの参加を可能とした。
またインスタンス内でトゥートを行なった場合は、デフォルトでこの「theboss_tech」ハッシュタグが付与されるように変更されている。ハッシュタグを使用せずにトゥートする場合は、トゥートボタンの下部に存在する「ローカルに出さずにトゥート」を押すことで可能。また、これを使用すると、ローカルタイムラインにトゥートが流れなくなる。
2018年10月11日[11]に実装された機能であり、同日、インスタンスの規約に反する投稿 (無修正性器画像) をしたユーザーに対して使用された[12]。
この機能が導入された背景として、2018年8月頃から theboss.tech の一部ユーザー間で、無修正性器画像の投稿頻度が増加したことが挙げられる。きっかけとなったのは、過去に複数の Mastodon インスタンスで停止処置を受けていたユーザーが、 theboss.tech にアカウントを作成したことと考えられている。当該ユーザーは、問題のあるメディア投稿を行い、アカウント停止処置を受けたら他のインスタンスに移動するということを繰り返してきたと考えられ、 theboss.tech でも同様の問題行為が行われた。管理者及びモデレータはこれに対し、問題の画像の削除はするものの、ユーザーに対するサイレンスや停止の処置は行わない決定を下した。このためか、散発的に無修正性器画像がタイムラインに流れるという状態が続くこととなった。
2018年10月10日頃、複数の無修正性器画像投稿常習ユーザーが集中し、管理者及びモデレータによる削除処理が多数行われた。管理者はその後の2018年10月11日、「今後は何らかのペナルティを課す [13]」と宣言し、この宣言後に無修正性器画像を投稿したユーザに対して、本機能が適用された。ユーザーの表示名は管理者によって変更され、固定となった。
2019年1月6日に閉鎖された。後継インスタンスはアナウンスされていないが、ハッシュタグリレーに参加しているインスタンスで#theboss_techハッシュタグを付けて発言することで、theboss.techのローカルタイムラインとほぼ同等のコミュニケーションが可能である。