メールアドレス不要でユーザー登録とは、メールアドレスが到達可能であることを確認せずにユーザー登録を許可するよう、マストドンのインスタンスを改造することである。
マストドンでユーザー登録を行うには、登録フォームにメールアドレスを入力し、そのメールアドレスに届いたメールの確認リンクを開く必要がある。しかし、本項の改造を行ったインスタンスでは、メールに記載された確認リンクを開くことなく、新しいアカウントを使用することができる。そのため、実際に到達可能なメールアドレスではなく、メールアドレスのように見える任意の文字列 ([email protected] など) を入力して、アカウントを作成することができる。
2.distsn.orgでは、データベースを操作して、メールアドレスが確認済みであることを示すフラグを立てていた[1]。theboss.techではDeviseの設定を書き換える方法を取ってた[2]。
マストドン公式リポジトリでは、メールアドレス不要でユーザー登録ができるようにすることを目指すイシュー[3]が作られたが、クローズされている。マストドン2.3.0[4]ではLDAPによるログイン[5]が導入されたため、別途LDAPサーバーを用意することで、メールアドレス不要でユーザー登録が可能になる可能性がある。
GNU socialはメールアドレスの到達性を確認していない。ただし、https://gnusocial.no など少数のインスタンスは、メールアドレスの到達性を確認する。
Pleromaはメールアドレスの到達性を確認するかどうかインスタンスごとに設定できる。デフォルトでは、メールアドレスの到達性を確認しない。
Misskeyはユーザー登録の際にメールアドレスを要求しない。