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買った
この春、Pura80シリーズの発売は8月まで延期だの秋まで遅れるだのという噂を見て、完全に油断してOPPO Find X8 Ultraだのnubia Z70 Ultraを買ったりしていました。でもどうしても、そいつらの機能に満足できなかったり、致命的な不具合があったり不便していたので、結局手放しました。で、全然遅れることなく出てきたPura80 Ultraを購入しましたということです。
端末自体のレビューではないので適当に載せておきます。
鎏光金の1TBモデルを購入。512GBでよかったのに、そっちは売り切れてました。
ダサいケースと充電器が付属。
充電アダプタは100Wなのにかなり小さくていい感じ。P50Proには充電器が付属してなかったので、あれは許せないでございます。
本体はギラギラした金色で、カメラが巨大で、全体的に異常な感じです。かっこいいかは謎ですが、高級感が段違いではあります。
本体は、カメラ部分以外の厚さは平均的。8.3mmらしいです。重量は233.5gで重め。あと指紋センサーが側面で個人的に最高です。
HarmonyOS NEXTが入っています。HarmonyOS 5やらHarmonyOS星河版やらHarmonyOS原生版やらOpenHarmonyやら呼ばれ方がありすぎていますが、つまりは非Androidベースのやつです。
ほぼ普通に使えますが、いまのところ日本語の表示に対応していないので、英語か中国語で使うことになります。日本語入力はできますが、その性能はカス気味です。
Androidアプリ
卓易通(DroiTong)アプリと出境易(EasyAbroad)アプリからAndroidアプリを使えます。出境易は要GMSのアプリも普通に動かせます。
AndroidアプリからはAndroid12、Kirin9020搭載と認識していました。
一部のアニメーションが省略される以外は完全にいつも通り。ただ、アプリ内設定で言語を変更できないアプリでは相変わらず英語です。YouTube RevancedはMicroGを呼び出せなくて、先に手動でMicroGを起動しておく必要ありっぽい。
ベンチマーク
Androidのベンチマークアプリで調べてみました。比較するのはSnapdragon 8Gen3なHONOR Magic6 Ultimateと、8+Gen1なMate X3です。どちらも快適に使ってます。
P80U、Magic6U、MateX3の順で載せていきます。Magic6UとMateX3はパフォーマンスモードにしていますが、P80Uにはその設定がなさそうだったので、通常モードです。
AnTuTu Lite
通常版のAnTuTuはインストールがブロックされたので、Liteを使いました。スコアの傾向はほぼ同じなので、通常版を見る気持ちで大丈夫です。たぶん通常版はAnTuTuからAnTuTu 3Dを正常に呼び出せないので、インストール自体を塞いであるんじゃないかという推測(適当)。
パフォーマンスモードでないのとコンテナ内動作であるロスを考慮すると、およそ100万点というところでしょうか。同じくKirin9020で、HMOS4なMate70シリーズと比べると10~30万点ほど低いようです。
Pixelシリーズがこのへんの性能で5年ほど足踏みしているのに普通に売れているのを考えれば、まあゲームをしないなら十分使えるレベルではあります。
3DMark
Wild Life Extremeだけ回しました。
ょゎぃ。
CPDT
ストレージのテストです。
Magic6UとMateX3が似たような傾向なのに対して、P80Uは変な値が出てる気がします。謎。ノーコメント。
ネイティブアプリ?
HarmonyOSアプリを作ってみようかとDevEco Studioを落としてしばらく格闘しました。
一応できました。
WebView置いただけのアプリでとりあえず動きました。パスポート撮って送って認証しないとリリース用の署名ができなくて、このデバッグビルドは2週間で使えなくなります。Appleっぽい感じですね。めんどくさいのでちゃんと取り組むかは検討中。
その他気になったこと
- DNS設定がないのでAdguard DNSが使えない。これは困り。
- バックグラウンドタスクは全然落ちない。けどAndroidアプリは一瞬でキルしてくるので、もうちょい生きててほしい。
- Twitterアプリは卓易通からはブロックされるが、出境易から入れられる。なぜ?
- カメラ性能は、ほぼFind X8 Ultraの勝ち。ただし、P80Uはペリスコレンズがガチャガチャ動いて面白いので、楽しさではこっちが大勝利。あと、OPPO機で撮った動画をPremiere Proに入れるとおかしくなる不具合があってガチギレしている。P80Uはまともに動いていて大好き。
- カメラの動作は軽快。シャッターを連打してもしっかりついてきて連写できる。気持ち良すぎてAndroid機には戻れない。スリープからカメラを呼び出した時だけワンテンポ遅いのは何とかしてほしい。
- ホーム画面レイアウトにドロワーを復活させてくれ。
- デフォルトブラウザとWebViewのUA文字列が特殊なので、うまく判別できずにデスクトップ用ページを送り付けてくる頭の悪いサイトがけっこうある。そもそもページを出し分けないでレスポンシブ対応しろくださいすぎる。ブラウザアプリの場合は手動で変更すれば直る。
- バッテリー持ちはAndroidなHuawei機と大して変わらない。型落ちのCPUを無理してクロックアップして使っているせい説もあるし、結局一番電力を食うのはディスプレイだから説もある。不満はない。
- Android側から見えていた情報として、GPUはMaleoon 920、ファイルシステムはhmfs(って何)、CPUはCortex A55×1とA510×3とHiSilicon 1600MHz×4の計8コア、Wi-Fi7対応など。CPUの構成が実際のものと合っていない(そもそも合計コア数が違う)のは、一部のコアだけをAndroid用に割り当てているとかなのかもしれない(適当)。
- デフォルトの動画プレイヤーがwebmを再生できない。何か間違っているかも。
- ワイヤレス充電80Wに対応しているのがうれしい。nubia Z70 Ultraはワイヤレス充電非対応だし、Find X8 Ultraは純正品じゃないと低電力しか吸ってくれないイライラ商品であった。
- 右手で持つと、カメラバンプの下辺に沿って人差し指が当たり、非常に持ちやすい。ただしその状態でカメラを使うと指が写り込みやすい罠。
- スピーカーは悪くない。むしろ良い。
- 最近どこのメーカーもシャッターボタンあるいはアクションボタン的なのを増やすのが流行っているので、P80シリーズでも採用してほしかった感はある。
まとめ
記事には好き放題書きましたが、普通に気に入ったので普通に使います。ただ税込25万円は高すぎた。ほんの数年前まで、Porsche Designのプレミアムモデルが16万円とか17万円とかの発表を見て、誰がそんなの買うんだよとか思ってましたが、いまや何の変哲もないハイエンド機が20万円超えで恐ろしい。買う人いました、私でございました。
FreeBuds Pro4と統一感あっていい感じ。