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最近、Ray-Ban Metaの国内発売で盛り上がっているようですが、それとは無関係に华为AI眼镜を購入していたので、レビューしていきます。
今のところ、スピーカーあり・カメラあり・ディスプレイなしの、競合といえるスマートグラス製品は、Ray-Ban Meta、HTC VIVE Eagleなどがあり、各社ほぼ横並びのスペックで展開されています。
スペック比較
| Ray-Ban Meta Wayfarer Gen 2 | HTC VIVE Eagle | 华为AI眼镜 钛银灰 | |
|---|---|---|---|
| レンズ含重量 | 約48-53g | M: 48.8g L: 51.5g |
47.3g ± 1g |
| カメラ | 12MP | 12MP | 12MP 1/2.8インチ |
| 写真 | 3024 x 4032 px | 3024 x 4032 px | 4096 x 3072 px |
| 動画 | 2203 x 2938 @ 30fps | 1512 x 2016 @ 30fps | 1920 x 1440 @ 30fps |
| ストレージ | 32GB | 32GB | 64GB |
| バッテリー | 最大8時間 | 音楽連続再生: 最大4.5時間 | 音楽連続再生: 約9時間 通話: 約8時間 |
| 防水防塵 | IPX4 | IP54 | IP54 |
ハードウェア上の違いは、HUAWIEのみカメラが横向き、他は縦位置になっている点が大きな差です。もちろんトリミングすれば同じですが、スマホでの再生を意識してか、筐体サイズの制約なのか、縦動画を撮りやすいようにするのが主流のようです。ソフトウェアについては、AIアシスタントや外部アプリ連携などを搭載していますが、どれも発展途上というのが現実的なところだと思います。
日本からの購入は、淘宝か京东が簡単です。購入時点では淘宝には日本に発送してくれるセラーがなかったのと、京东のほうがやや安いので、京东で注文することになりました。
開封
钛丝半框光学镜(钛银灰 圆形)を選択しました。型番はAIL-G01。


これはいわゆるサーモントフレームで、他にウェリントンを含む4パターンが選べます。
説明書は中国語のみでした。

付属品は、イヤーグリップ、予備のネジ、Lサイズのノーズパッド。

HUAWEIロゴ付きのクロスも付属。

充電器は、HUAWEI Eyewearシリーズとは互換性のない新設計です。

本体はケースに入っていました。Ray-Ban Metaであればケースから充電する機能がありますが、これは単なるケースです。


本体
何といってもこの圧倒的に「普通のメガネ」っぽい見た目が素晴らしい。

指紋が付きやすいのは仕方ないところ。ちなみに、既にレンズを度入りに交換した状態です。

開くとややテンプルに厚みを感じますが、そこまで違和感はありません。左右上部に電源/AIキーと、シャッターキーが配置されています。

装着感も快適で、普通の眼鏡という感じです。

左目側にカメラが付いています。

右目側は撮影状態のインジケーターがあります。テンプル部分、ロゴの後ろあたりをタップやスワイプすることで、メディアの再生/停止や音量の調整ができるようになっています。

装着検出用のセンサーです。

左側のテンプルの先に充電器を接続して充電します。磁力で吸着するので手軽です。

右目の視界の隅にLEDがあり、充電中は赤色に点灯し、完了すると緑色になります。そのほか、AI呼び出し中はピンク、カメラ使用時に白で光ります。

愛用中のVision Glassと比較。

テンプルの幅はかなり違います。

機能
使用にはHarmonyOS5以降と専用アプリが必要です。接続とセットアップを試したところ、失敗。



HUAWEI IDとの紐付けをする必要があり、それが国設定を日本にして作成したIDでは動作しないようでした。
HarmonyOS NEXT以外の端末と接続する場合や、HarmonyOS NEXTであってもHUAWEI IDと紐付けない状態では、カメラやAIを使った機能が動作しません。つまり、HUAWEI Eyewear相当の機能になるということです。まともに使いたければ中国のHUAWEI IDを作成する必要があります。
そして、国設定を中国にしたHUAWEI IDを作るためには、中国(+86)の電話番号が必要です。今回はチャイナユニコムの90日シーズンSIMを使って通せました。
中国版IDでは問題なくログインできました。ファームウェアアップデートを行わないと全機能が使えないので、まずは更新。


母艦のHarmonyOS機と接続し、加えてPCやタブレットともBluetoothヘッドホンとしてペアリングして、切り替えながら使うことができます。スピーカーは、HUAWEI Eyewear 1~2、HUAWEI Vision Glassと似たようなもので、特に新しい体験ではありません。というか、音質はVision Glassのほうが良い気がします。
AI
Celiaとの会話、翻訳、カメラを使った認識ができます。
翻訳です。マイクで聞き取った音声を翻訳して、スピーカーから出力してくれます。普通に実用できると思いますが、問題点として、翻訳元または翻訳先のいずれかが必ず中国語になってしまいます。英語→中国語、中国語→日本語は可能ですが、英語→日本語にはできません。


「小艺看世界」。カメラで見えるものをAIに説明させたり、質問したりできます。部分的に日本語での回答も出てくることがありましたが、基本的には中国語専用です。音声認識は英語でも通り、理解してくれました。

中国語が分かれば使えますが、それにしても便利なのかというと疑問があり、あまりAI機能を常用することはなさそうです。
カメラ
撮影中は、内外のインジケーターLEDが白く光ります。


設定では、アスペクト比やスタイルを変更可能。構図の修正オフ、4:3に設定するのが最も広角になると思います。


録画可能時間は最大5分です。アスペクト比は、16:9の縦横と、4:3のいずれかが選べます。4:3で最も広角かつ高解像度になるので、編集を前提に録画するのであれば4:3にしておくのがよいと思います。手ブレ補正機能もありますが、あとから編集時に行ったほうが自由度が高いと思うので、オフにしておきました。撮って出しでスマホからSNSに共有するなら、16:9縦の手ブレ補正オンがいいでしょう。



撮影した画像は自動または手動でスマホに転送します。手動でまとめてインポートする場合についても、本体ストレージが64GBあるため、容量の心配はありません。現実的には、ストレージが埋まる前にバッテリーが切れると思います。
実際に撮影してみると、明るい場所ではそこそこ見られる程度にはなっています。ただし、撮影中に少しでも頭が動くとブレやすく、しかも撮影結果をその場で確認することはできないので、運任せという感じです。拡大してよく見れば引き伸ばし感があるし、細かい文字は潰れがちですが、ミドルレンジスマホに近い程度の品質があると思います。

シャッターボタンを押してから実際に撮影されるまで、ラグがあるのがやや不快。それもブレを誘発する原因です。慣れるまで、多少練習したほうがいいかもしれません。
暗所は厳しめですね。

競合機種の作例を見ると、画質は Ray-Ban Meta Gen2 ≧ 华为AI眼镜 > VIVE Eagle というランクになるのかなと思っています。とはいえ個人的には、横位置で撮れる华为AI眼镜が使いやすいです。
ライブ配信もできるようで、bilibiliで試したところ動きました。使わないと思います。


まとめ
华为AI眼镜を日本で使うために必要なものの一覧です。
- 本体 60,000円 + 消費税 5,000円
- 中国の電話番号 最安3,000円程度
- 中国語力
- HarmonyOS 5以降を搭載したデバイス
必要に応じての追加課金が以下。
- レンズ交換費用 最安5,000円程度 + 交通費または郵送料
合計で7万と数千円というところでしょうか。レンズ交換まで含めても、Ray-Ban Metaの度なしの最安構成と同じ程度の金額となるため、実は割安であるという見方ができるかもしれません。
Even G2(カメラなし・ディスプレイあり)やRokid AI Glasses(カメラあり・ディスプレイあり)と比較して、どちらが便利かというのは難しい問題です。もちろんディスプレイがあったほうができることは増えるわけですが、ディスプレイ付きのスマートグラスでは、レンズの交換が不可あるいは特殊だったり、重量が増えがちだったりして、純粋なメガネとしての使い勝手は下がります。
Ray-Ban MetaやVIVE Eagleと比較する場合は、見た目の自然さで有利かつ、ハーフリムの製品は他にないという部分でアドバンテージがあります。あと、Metaとかいうカスの企業の製品はどう考えても絶対に使いたくないです。