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買ってしまいました、ロボホン(ロボホンではない)。もとい、HONOR Robot Phone、3軸ジンバル付きのスゴいスマホが届いてしまいました。
購入
33万円でした。それにしても高い高い。普通に破産した。

結局買ったんですが、購入には迷いがありました。
- 30万円前後という明らかに高すぎる価格
- あと1か月も待てば、より新しいSoCを搭載してMagic9シリーズが登場すること
- カメラの性能が進歩していないこと。Magic6Uと比べると性能向上はほぼメインレンズだけ
- 248gで重すぎ、9.59mmで厚すぎ
Magic9の見た目も、予測されているスペックも魅力的です。しかし、SoCやメモリ価格の上昇のために、これも高額となる可能性が否めません(現在のところHONOR自身は値上げ幅は大きくないと主張している)。
望遠はPura80 Ultraを使えばいいだけだしな、とか、CPU性能は8Gen3ですらあと2年は使えそうなレベルで満足してるしな、とか、いろいろ考えた結果、Robot Phoneを購入することに決めました。
いまさら12GBにダウングレードする気も起きず、メイン機として長期間使うには上位構成が必要だと思い、16GB/1TBのグレーを選択。ストレージはNASに流せばいいので、512GBでもよかったところですが、そのような構成は無いようで。
開封
本体です。見た目は文句なくかっこいいと思います。しかし、やっぱり厚みはあります。そしてカメラバンプの高さが規格外。最厚部では余裕で1.7cmとか1.8cmに達するし、ケースを付ければ2cmです。

iPhone 17 Proに似ているという意見をよく見かけますが、一体成型の金属ボディとワイヤレス充電対応を両立させると自動的にこういう背面になるだけで、HONORが寄せにいっているというわけではありません。

ちなみに、プロトタイプではαのロゴ(HONOR ALPHA PLAN)が入っていたのですが、製品版で消えてしまったのが残念。

側面は、音量ボタン、電源ボタンと、AIボタンが配置されています。

上面はスピーカー、底面はSIMスロット、Type-C、マイク、そしてストラップホール。本体にストラップホールがある端末は最近では珍しいかも。IRブラスターは上面ではなくカメラバンプの中に配置されています。


画面側は特に特徴はないですね。フラットディスプレイなのは残念。指紋センサーは画面内です。6.3インチの19.5:9、FHD+となっていて、iPhone 16 Pro / 17 Proとほぼ同じです。

付属品としてストラップがついてきます。

ACアダプタは最大120W出力ですが、100Vでは66Wしか出ないので、日本では使う意味はあまりないです。そっ閉じ。

ケースも付属。Qi2のマグネットを内蔵しているので、MagSafe対応のアクセサリーを使用できます。本当はマグネットで吸着するバンカーリングも付属しているはずなのですが、怪しいセラーから開封済み新品を買ったため、入っていませんでした。別に使わないので問題ないです。

本筋と関係ないですが、ワイヤレス充電対応のモバイルバッテリーが必要なら、BEZALEL Prelude XRがおすすめです。ワイヤレス充電の出力だけでなく、ワイヤレス充電入力にも対応している、希少な製品です。

起動
ジンバルを展開するには、まず背面のカバーをスライドして開く必要があります。


カメラアプリから専用のボタンを押すと……

ジンバルカメラが出てきます。ボタンを押してから使用可能になるまで4秒強かかり、1段ずつ展開されていきます。見ているとビックリドッキリメカという言葉が頭に浮かんできました。

このとき、画面側ではアニメーションでジンバルの展開状況が表示されます。



これを見られるだけでも30万円の価値はあります。あると思います。あると信じたいと思っています。OSMO Pocketなどのよくあるジンバルカメラはプラスチック筐体なので、それに比べて高級感があり、完成度は高いです。

ヌルヌル動きます。撮っていると、本体の重さで手が疲れて落としそうになってくるので、ストラップの必要性がわかりました。

カメラ
昨年購入して愛用しているPura 80 Ultraと比較してみます。購入時点ではHarmonyOS5でしたが、7までアップデートされました。
まず広角から。これはまあ何で撮っても同じですね。


シーン認識はオフにしていますが、出てくる色が安定しない印象があります。


超広角。


2倍。


10倍。そろそろRobot PhoneにAI補正感が出てきています。


100倍では、両者かなり厳しい感じ。


望遠は、風景の場合はそれなりに見られるものが撮れます。


しかし、補正で誤魔化しきれない文字になると、どうしても一歩劣った性能になってしまいます。どちらも50倍ズームで比較。P80Uは問題なく判読できますが、Robot Phoneは明らかに文字が潰れてしまいます。可変ペリスコープのP80Uと比べるのは酷かもしれませんが、まあ値段はRobot Phoneのほうが高いので、もう少し頑張ってほしいところでした。


と、ここまでの静止画はこんなものですが、もちろん本領を発揮するのはジンバルを使った動画撮影です。
左がRobot Phoneのジンバルでデフォルトモード、右がPura 80 Ultra。撮影しながら走ってみました。
Robot Phoneが安定していることは当然ですが、かなり意図して揺らさないとP80Uもブレの少ない動画が撮れるので、光学手ぶれ補正って結構強いんだなという感想になってしまいました。
ジンバルは、画面上でカメラの向きをコントロールできます。録画中にパンやチルトの操作を行うことももちろんできます。物理的なアナログスティックが付いている専用機に比べて操作性が悪いのがマイナスポイントです。被写体をダブルタップすると追尾モードになるので、基本的にはそれを使うのがよさそう。


45°にしたり、回転したり。タイムラプスやスロー撮影もできます。
設定項目はそこそこ豊富。

インカメラでもジンバルを使えますが、画角があまり広くないため、自撮りに最適という感じでもありません。
一言でいえば、メインは十分良い性能でジンバル付き、望遠と超広角は進化なしということです。でも面白いのでOKです。
ベンチマーク
Snapdragon 8 Elite Gen 5搭載で、いまさら珍しいSoCでもないので、とりあえずAntutuを置いていきます。V12で総合375万点というところです。





ほか基本的な情報とGeekbench7のスコアです。



その他気になったこと
- ワイヤレス充電のスペックがダウンしている。Magic6が66W、Magic7と8が80Wに対して、Robot Phoneは50W。なぜ?
- 日本でレビューしている人が2~3人いるが、みんなシルバーを買っているので、グレーを選んだのは正解だった(グレーのほうが安かったから買っただけ)。
- 防水性はない。IP54。水没したら一巻の終わり。
- カメラのスライドカバーは取り外せるようで、説明書に手順が書いてあるが、やってみても外れない。壊れても困るのでとりあえず諦め。
- 値段は高いが、Galaxy S26 UltraとXperia 1 VIIIの国内価格が30万円、Xiaomi 17 Ultraが22万円、OPPO Find X9 Ultraが27.5万円(テレコンバーターキットを足すと33.5万円)、と並べると途端に安く見えてくる不思議。最近のスマホは高すぎる!事実、82.9%もの人が下げてほしいと思ってる!
感想
30万円の価値があるかはまだ謎ですが、ともあれ満足しました。これまで使っていたMagic6 Ultimateを置き換えてメイン機にします。どうせ使うなら、どうせ高いなら、変なスマホを買ってこそです。
Huawei/honorのファンは大抵似たようなことを考えているはずですが、Robot PhoneはMagic3になるべきモデルであったと思います。飛び道具を持っているからMagicシリーズなのであり、何の変哲もないただのスマホであるMagic3(ELZ)はMagicを名乗るに値するとは思えません。
HONORは分社後からセンスのないラインナップをやり始めて、しばらく迷走ののち、Magic6あたりからやっと良い感じになってきたと思います。そしてRobot Phoneは、久しぶりに欲しいと感じられる端末になって嬉しい限りです。Robot Phoneのティザー動画が最初に公開されたとき、少なくない人が実現性を疑問視して、CGだけのプロモーションだと指摘してさえいました。それが全くそのままの形で製品になって手元にあるわけで、これはすごいことです。
げっそりげつようび~
╭◜◝ ͡ ◜◝ ╮
( ヽ´ω` )
╰◟ ◞ ͜ ◟◞╯
(・_・)スッ
なにがげっそりげつようびだ
ああ懐かしきにっこりにちようび
時の流れは残酷なものだ
今日も僕らはにっこりにちようびを
探して終わらない旅路に出る
Magic5 Ultimateの背面が全く好きになれないんです。げっそりしている。

Magic6以降はげっそりしていない。それが違い。


まだ数日しか触っていないので、ジンバルを活かしきれていません。今後いろいろと試したり、作ってみたりして、何か面白いことができたらまた記事にします。