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皆さん自作PCはやっていますでしょうか。私も最速を目指して日々カスタムしています。
して、このたびRyzen9 9950X3DとRTX5060を使って、Mini-ITXな持ち運べるPCを作りました。
ケース
使用したのは、LZmodのA24-V5というケースです。クーポンを使って15,565円。最初に買ったセラーは発送拒否してきたりして、入手には若干苦労しました。


このケースのうれしいポイントは、
- ハンドル付きで持ち運びやすい
- ライザーカードなしでグラボを搭載できる
- 薄くて邪魔にならない
- 1.7万円程度の現実的な価格
- 全金属製
というところ。特にハンドルが重要で、持ち運びやすさのためには必須です。また、薄いことも重要で、持って歩く場合の快適さが違います。
シルバーのほうが安かったのでシルバーにしましたが、ほかのパーツが全部黒なので、統一すべきだったかもしれません。
組み立て
人民テープに巻かれて無事に到着しました。専用らしき緩衝材が使われていて、ちゃんとしている印象です。

謎の部品が十数点と、致死量のネジが入っており、組み立ては大変。説明書がないので、製品画像や先人のレビューを参考にしながら、手探りで進める必要があります。初心者は絶対に避けたほうがいいですね。


手順としては、ハンドルと足の取り付けから始めて、電源周辺、必要ならファン、最後にマザーボードとグラボを取り付ける、という感じでしょうか。とはいえ、狭すぎてスムーズには進まないので、手戻りはどうやっても発生すると思います。
電源はEnhanceのENP-7660Lを使います。FlexATXなのに600Wの大出力で、フルモジュラーで、しかも80 Plus Platinumという、ほとんど完璧な電源です。非常におすすめなので、FlexATXで強いやつが必要な方はとりあえずこれを買ってください。AliExpressで、クーポンを含めて22,000円程度でした。


9950X3Dと5060で600Wで足りるのかという点については、余裕で足ります。9950Xなんてのはグラボなしなら350W電源でも余裕ですし、実際これまでSilverStoneのSST-FX350-Gで運用していました。グラボを追加する場合、5060には8ピンが1本必要なので、SST-FX350-Gでは足りず、最低限SST-FX500-Gが必要でしょう。で、SST-FX500-Gは国内で買うと2万円以上するので、ならAliExpressでENP-7660Lを買ったらいいという結論になります。なお、AmazonでENP-7660Lを買うと3万円強です。

電源を取り付けていきます。まずは台座を作っていきます。

なんやかんやあって、謎のパーツをこれでもないあれでもないと試行錯誤し、それっぽい形になりました。

ケーブルはこの時点で必要分を挿しておきます。

電源プラグは、延長してケース背面まで引き回す設計になっています。アースが赤というエキセントリックすぎる配色のため不安がありましたが、最終的には燃えずに無事動きました。

続いてマザーボードを用意。ASUSのROG STRIX B650E-Iです。2年以上安定運用している、頼れるマザーボードです。不満点を挙げるとすれば、Intelの2.5GbEとかいう産業廃棄物的チップを搭載しているため、有線LANはないものと考えたほうがいい、くらいでしょうか。
CPUを取り付け。Ryzen 9 9950X3Dを使います。AliExpressで、8万円台で売っていたときに購入した記憶があります。CPUなんてのは、早ければ早いほどいいし、コア数は多ければ多いだけいいのです。CPUこそがPCの最重要部品であり、ここをケチる必要はまったくないのです。Mini-ITXだからといって、6コアとか8コアとかいうしょうもないCPUを乗せる必要はないのです。

高いGPUは、上を見ると50万円や100万円するものが普通にありますが、コンシューマーグレードのCPUに関しては、最上位モデルを買ったとて5万円が10万円になる程度の差額でしかないので、一番いいやつを買えばいいだけなのです。
というわけで、ケースに組み付けます。狭いので傾けないと入らず。

メモリもここで取り付けておきます。Crucialの16GBx2枚です。今となっては超高級品で、5万円以上しますが、昔は1万円で買えたんだよなあ。悲しいです。

続いてCPUクーラー。このケースでは、使用できるクーラーの高さは最大で69.7mmまでです。
ID-COOLING IS-55を使います。高さ57mmで、十分に余裕があります。



クーラーを設置すると、悪くないフィット感。

グラボはZOTACのRTX5060で、ロープロファイルのものを使います。
最後にSSDです。HUAWEI eKitStor X200 2TBをNASから奪ってきて取り付け。

そして完成しました。

起動

問題なく動作しました。





Cinebench R23は40,492ptsでした。4万超えで満足。本来の性能はもう少し高いはずですが、クーラーが貧弱なので、これでも健闘していると思います。

実行中の温度を見てみると、95℃張り付きで、もろちん冷やし切れてはいません。とんでもねー騒音が出るのかと思っていましたが、全体的に静かで、非常に快適。

一応Cinebench 2026の結果も載せておきます。

FF15ベンチはこんな感じ。こちらは本来の性能を発揮できているようです。しかし、ケースの内外が激熱で恐ろしいことになります。金属なので放熱性には良い方向に働きますが、それでも長時間の使用は難しそう。


感想
容積あたりの性能としては、ほぼ最高といえる構成になったと思います。ここからさらに性能を上げるには、CPUを9950X3D2にするくらいしかないはずです。
それ以外の部分を見ると、A24-V5 + ENP-7660L + RTX5060LPの組み合わせは、最近小型PCを組もうとした人なら誰もがたどり着く、ある種の最適解であると思います。しかし最近のメモリ価格高騰のせいで、これからPCを作るのは、小型であろうとそうでなかろうと、厳しいのではないかとも思います。今回の構成では、本来の価格は合計で25万円しないくらいでしたが、現在の相場で計算してみると、35万円ほどになっています。
なお、現在はGPUは取り外して、サーバーとして稼働させています。